
皆様は『天幕のジャードゥーガル』をご存じでしょうか?
知っている方は知っている、という作品だと思います。
マンガ大賞で毎年TOP5に入るため知っている人も多いと思います。
来年にはアニメ化もするということで、非常に楽しみな作品です。
実はこの記事を書く際にアニメ化することを知ったのは内緒。
そんな勢いの天幕のジャードゥーガルについて軽く話したいなと思います。
『復讐劇』、『政治的策略』、このふたつが複雑に絡み合う作品です。
あらすじ
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舞台は13世紀。イランの街トゥースにて異端の学者一家に奴隷として買われた少女シタラは一家の跡継ぎであるムハマンドという少年から知識の大切さを教えてもらい、その家で働きながら勉強をすることとなった。決して差別などされることなく平和に暮らすいい関係性を持って数年の時が経過した。その間に、ムハマンドは学問を深めるために『ニーシャープール』へと旅立った。

そして奴隷として買われて8年後、モンゴルが襲来しトゥースは崩壊。シタラと主人の一人であるファーティマは家の地下に隠れていたが見つかってしまう。家の財産である『エウクレイデスの原論』をトルイ将軍から奪い返そうとしたシタラをかばい、ファーティマは殺されてしまう。その後シタラは捕虜となりモンゴルへ送られる途中、ムハマンドがいるニーシャプールもモンゴルに襲撃されたことを知り絶望する。そんな中、『エウクレイデスの原論』の解説者としてトルイ将軍の妻ソルコクタニに仕えることになるが、賢いながら捕虜の境遇などに無頓着な彼女の立ち振る舞いを見て怒りを覚え、モンゴル全体に対して復讐を決意したのであった。
この物語の魅力
〇政略的心理戦

この漫画は領地拡大などのために戦争を行っているが、決してバトル漫画ではない。どちらかというその内部で行われている『政治』がメインのお話だ。
チンギスカンという王様がいなくなった後、数人いる皇子たちの中で誰が権力を持つか、誰が領地拡大を行うかを日々争っている。皇子たちだけではなく妻や関係者たちも日々考え相手の様子を伺っている。場合によっては他の皇子を謀殺も厭わない。この心理戦がこの漫画の魅力であろう。
〇主人公側の葛藤

主人公であるシタラ(作中では主人の名前ファーティマと名乗っています)と共謀を図っているのが皇子の妻であるドレゲネだ。
このドレゲネもモンゴル帝国に滅ぼされたメルキトの長の妻であり、モンゴル帝国を強く憎んでいる。そのため、同じ境遇の主人公と共にモンゴルへ復讐計画を企てている。
この二人だが、定期的に心が揺らぐのだ。エウクレイデスの原論を返してもらったり、ドレゲネの息子の立場が危うくなったり、ここで暮らすのが本当は幸せなんじゃないかなど…
しかし、彼女たちは『幸せなんてとっくになくなってしまった、本当の幸せはもう戻ってこない』という感情を胸に復讐劇を続けるのだった。
〇大カアン ボラクチン(ここ若干のネタバレ注意)

画像の右に座っている方がボラクチンという方だ。簡単に言えば、皇子の中で現状一番偉い皇子の正妻である。まあまあ年齢差(母と息子ぐらい)はありそうだが。
そんなボラクチンだが、作中では『悪役』である。何を隠そう他の皇子を失脚どころか殺そうとする。しかし、そんな『悪役』を務めるのもすべては皇子のためである。完全な悪役とは言えないのもいい所だ…いややっていることは完全に悪だな。
彼女が動くからこそ主人公シタラやドレゲネも動き、度々対立したり共闘したりと敵でもあり味方になるときもある。こういった『政治』によって敵味方が変わっていくのがこの漫画の見どころだ。
まとめ
![漫画『天幕のジャードゥーガル』全話ネタバレあらすじ&感想!史実を基にしたモンゴル後宮譚 | ciatr[シアター]](https://images.ciatr.jp/2023/03/w_1000/vBLqSAZRpf66Bld1IHZPm7LZJCZbp2phnC48wR1W.jpg)
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