ふしぎの国のアリス、見たことある?

皆様は『ふしぎの国のアリス』をご存じでしょうか?
ディズニー作品でも有名で代表的な作品の一つとして挙げられます。
ただ、名前は知っているけど中身を知らない人は多いんです。なんてったって半世紀以上前の作品ですからね。
今回はこの作品について軽く語ります。動画にしたからついでにブログに乗せるわけでは決してない。
原作の経緯
まずは原作、『不思議の国のアリス』について軽く触れておきます。

この『不思議の国のアリス』はルイス・キャロルさんが親しくしていた実際に存在した少女、アリス・リデルさんのために即興で作った物語、『地下の国アリス』という原作をベース一般向けに修正した作品です。
このルイス・キャロルさん、極度の人見知りで喋れるのが親しくしてくれる子供たちしかいなかったという説があります。そんな子供たちの一人であるアリス・リデルさんにせがまれて即興で作ったのが『地下の国のアリス』らしいです。ただこの作品は、身内ネタがあるため修正されて『不思議の国のアリス』として世に放たれました。
余談ですが、アリスさんは年配者になった際に『地下の国のアリス』をオークションで高値で売っています。世知辛いのじゃ…
あらすじ

草原でくつろいでいたアリス。そこに突然、服を着た懐中時計を持っている白うさぎが現れます。
『遅刻だ遅刻!』
そして立ち去った彼を追いかけている内にアリスの世界が一変。
こうして彼女は『常識が通用しない不思議な世界』で大冒険をしていくのでありました。
作品の魅力
・ストーリーのシンプルさとキャラの濃さのアンバランス
『不思議の国のアリス』はストーリーとしては簡潔に説明できます。
1.ウサギを追って不思議な世界へと迷い込む。
2.しゃべる動物たちが奇妙な言動をかわしながら物語が進んでいく。
3.実は夢オチでした。
ストーリーとしてはこれだけなんです。
ただし、この『しゃべる動物たちの奇妙な言動』があまりにも狂っている。

三月うさぎとマッドハッターがわかりやすいと思うので説明すると、終わりのないお茶会を続けており、永遠と同じ行動を繰り返しています。アリスが訪れたときにも、会話しようとしても話が噛み合わず…噛み合わないどころか、勝手に怒って、勝手に盛り上がって、勝手に話題を変え、『支離滅裂』というのはこのことかという存在となっています。
こういった、『常識が通用しない・会話が成立しない』キャラクターばかりで構成された物語で単純なストーリーをおもしろおかしくして視聴者を楽しませるのが『ふしぎの国アリス』の一番の特徴でしょう。
アリスが可愛い
アリスは子供っぽく、感情が言動にすぐ出てしまいます。会話が成立しないマッドハッターたちに腹を立てたり、大きくなるきのこを食べて気が大きくなり強気になったり、迷子になったときに不安になって泣き出してしまったりと。


この映像作品はアリスの豊かな表情変化や可愛らしさでなりたっています。
解釈を楽しむ
作品の背景でも述べましたが、『子供のために即興で作った物語』です。そのため、当初は作者自体そこまで深いメッセージ性の高い作品にするという意識はなく作られた作品だと考えられています。
しかし、物語の構成を考えてみると様々なことを皮肉った内容などが垣間見えるとは思わないでしょうか?

例えば、白うさぎの家でアリスが大きくなった際に『魔女だ!』と怯えて最終的に家ごと燃やそうとしたのはまさに『魔女狩り』を彷彿とさせます。

マッドハッターたちが繰り返す終わりのないお茶会も、当時上流階級の社交の場で繰り返されていたお茶会を皮肉っていると言われています。
これらのように、全く意味の分からない発言も考えてみたらこう解釈できるかも…?と考えていくのも大人になってから見る楽しさの一つと言えるでしょう。
最後に
アリスの世界は一見意味不明。でも大人になって見ると『見えてくるもの』がたくさんあります。もしこの動画で興味が湧いたら映像作品または原作を見ていただけたらなと思います。
何十年も愛される理由が、きっとわかります。


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